2018年09月01日

エジプトの粗大ごみの行方

 エジプトの生活ごみは、ザッパリーンが回収に来ることを書いたが、粗大ごみ特に冷蔵庫や洗濯機などの轍を含んだごみの行方がイマイチわからずじまいだった。
 エジプトでは、昔日本であったように廃品回収屋の荷車やトラックが「売る鉄くずごみありますかー?」と住宅街を回り、無料でまたは小額で買ってくれる。この後は、どうなるのかわかっていなかった。ところが、今年の9月から大学5年生になる息子が、エジプト第1位、世界ランキング37位のアエズ製鉄所に仕事のトレーニングに2週間行き始め、この屑鉄の行き先がわかった。廃品回収業者は、この屑鉄を買ってくれる業者のところに持って行き買ってもらう。最後は、息子がトレーニングに行っているような製鉄所に持って行かれ、溶かされ鉄の塊になったり、鉄の棒になったりして再利用される。
 屑鉄は、エジプトからだけでなくヨーロッパからも輸入されている。ヨーロッパからの屑鉄は、分別がより丁寧にされているのでエジプトの屑鉄よりも高いそうだ。
 ちなみに、このアエズ製鉄所は、ISO(国際基準化機構)の認定を受けているそうだ。鉄鉱石を輸入し、国際規格にのっとり鉄を製造し、組織の品質活動や環境活動を管理するための仕組み(マネジメントシステム)がしっかりしているということだ。実際、常に安全管理をする職員が工場内を見回り、安全を脅かすような行為をする職員には罰金を科したり、安全教育をするそうだ。工場で働く人には、中毒にならないために一酸化炭素などの気体探知機を身に付けることを義務付けられている。
 エジプトにも、こんな近代的な工場があるなんて驚きだった。息子の話では、工場に持ち込まれた屑鉄は、何回も溶かされ、固められ、純度を高くしていくそうだ。そして、屑鉄から出た埃でさえも固められ、何に使うかわからないが商品として売られるそうだ。この工場からゴミは、でないという説明を受けたそうだ。
posted by エジプト日誌 at 22:42| Comment(0) | 日記