2016年10月02日

必要悪

やっと 娘、息子の大学が始まった。エジプト中の学校が一斉に始まった。
 娘は、大学1年生だ。大学生活2日目は、全クラス休講だった。そこへ別の大学に進学した友だちから その友だちの大学の授業を受けに来いと誘いがかかった。場所も近いので、身分証明書をごまかして、その大学に侵入したらしい。
 その友だちは、医学部に進学した。教授が現れて、これからの授業内容について説明したらしい。人体の解剖は、盗んだご遺体を買って解剖するとはっきりと言ったそうだ。
イスラム教では、ご遺体を傷つけることをいやがる。献体という制度を聞いたことがないのでどうしているのか疑問だった。身寄りのない人、貧しい人の墓を掘られ、盗まれるのだろう。エジプトでは、棺に鍵をかけるそうだ。これは、盗難防止のためらしい。
 かつて、エジプトではミイラを作ったために医学が進歩した。しかし、今のエジプトでは合法的に遺体を手に入れることさえできなくなっている。5000年もの昔からエジプトには、墓泥棒という犯罪があった。今、この墓泥棒が、エジプトの医学を支えている。
posted by エジプト日誌 at 08:00| 日記